繕う(つくろう)直して大切に使いたい「金継ぎ(きんつぎ)」

「金継ぎ」とは?

大切に使っていた器なのにヒビが入ったり、欠けたり、ということはありませんか。
思い出があるものでも、諦めるしかない…
そんな器を美しく修理してくれるのが「金継ぎ」です。「金継ぎ」は、日本の伝統的な器の修復方法。職人さんの手によってよみがえった器はこれまで以上に愛着がわくような気がします。
 

卓越技能者(現代の名工)・齋藤國男さん

 漆芸の世界に入って58年になる卓越技能者(現代の名工)・齋藤國男さんにお話を伺いました。「壊れてしまった器を、完全に元に戻すことは不可能ですが、壊れてしまったことを惜しみながらも受け入れ、あえて傷を『景色』としてとらえ、金や銀で修復することで傷を楽しみ、新しい美しさ・出会いを生み出すという技法が金継ぎです。修理することで、元の器とは違った『風情』や『味わい』が出てきますよ」と齊藤さん。
 
・受け付けは月に1度です。毎月第4週目に行っております。(詳しい日時は、さかいだTwitterやインスタグラムにて告知いたしておりますのでご確認ください)